桜幻戯 あらすじ
ある寺の庭先に捨てられていた桜吉(おうきち)は、江戸でも指折りの商家・小間物屋である佐倉屋に貰われる。
その若旦那は男なのに何故か色っぽくて、そして不思議な友人に囲まれる人だった。
※タイトル最後に★マークがあるものは若干の性的表現、暴力表現、差別表現等を
含む場合がありますので、予めご諒承下さい※
桜幻戯 本編
前口上(5/完結)いつも飄々とした若旦那に振り回される毎日を送る桜吉は身の回りの出来事を書きとめておくように言われるが。
漂う蛍(11/完結)
大暑の頃、蛍のいる川辺に小舟を向けた旦那を招いたのは…。
狐火(12/完結)
宴会に招かれた旦那が行ったのは、真崎稲荷の近くで、待っていたのは…。
五月雨(18/完結) 一 二
雨のない空梅雨に二人連れが佐倉屋を訪れる。その二人は…。
五月雨始末記(7/完結)
五月雨番外編。河童妖怪河太郎と因縁のある水蛇妖怪はある日懐かしい面差しを持つ子に出会う。
蓮華(15/完結)
蓮の花が開く頃、桜吉は不思議な獣を拾うが。
涙姫譚(13/完結)
蛍十郎さんの元へ行く途中で若旦那は涙姫の伝説を桜吉に語り始める。
九十九の琵琶(13/完結)
虫干しに勤しむ桜吉は、旦那がふとしたはずみに妖怪を目覚めさせてしまうのに遭遇して。
紅葉豆腐(12/完結)
夏の暑さが苦手な老人五平を気遣う若旦那のために、桜吉は小さな手を借りることになって。